日向ライオンズクラブ
日向ライオンズクラブ

ライオンズクラブとは

日常生活の中で、会員がクラブ活動を楽しみつつ、地域社会に奉仕することを目的に活動している。具体的な活動(アクティビティ)は月に2回行われる例会が軸となる。例会はクラブの最高議決機関であり、執行機関である理事会の決定であっても例会の承認なしには実行できないなど強大な権限を有する。会員は例会への出席義務を負う。

名称は創設者のメルヒン・ジョーンズによって、ライオンズにちなんでつけられた。ライオンズクラブの紋章にも2頭のライオンの頭部が、「法(Law)・自由(Liberty)・労働(Labor)・忠誠(Loyalty)・愛(Love)・生命(Live)・ライオン(Lion)」を表すLの文字の左右に配置されている。2頭のライオンはそれぞれ過去の歴史と未来の運動を見つめているとされ、無償の行為があらゆる方向に向かって進むことを意味する。

会員は「ライオンズの誓い」と呼ばれる誓い(「われわれは知性を高め、友愛と相互理解の精神を養い、平和と自由を守り、社会奉仕に精進する」)を立てて入会する。ライオンズクラブの目的に沿った行動とその基となる考え方をライオニズムと呼び、会員には人間が持つべき近代的ヒューマニズムを連帯的活動の中で実現する積極的な行動が期待される。

スローガンは”Liberty, Intelligence, Our Nation’s Safety”(「自由を守り、知性を重んじ、われわれの国の安全をはかる」)である。スローガンは社会に示す旗印としての役割をもち、具体的には洗練された自由思想を守りルールを遵守すること、善や愛、奉仕について本能的に判断する心、身辺や地域の安全につながる国家の安泰を願う心を意味する。

モットーは”We Serve“(「われわれは奉仕する」)であり、独力ではなく集団の力で、経済力のみならず知恵と労力をもって奉仕するというライオンズクラブの特徴が表現されている。

「世界の一部との間に相互理解の精神をつちかい発展させる」という目的を達成するために各クラブは他国のクラブと姉妹提携を結び、姉妹クラブからの要請で国外でもアクティビティを行っている。またライオンズ国際協会が1968年に設立したライオンズクラブ国際財団(LCIF)を通じて、災害時の支援や発展途上国の経済的自立を促すためのアクティビティを行っている。さらに青少年育成プログラムとして、16歳から21歳までの優秀な青少年がライオンズクラブのスポンサーにより他国の家庭にホームステイするYE(Youth Exchange、青少年交換)プログラムが実施されている。

2017年6月30日現在、全世界でクラブは4万7390、会員は142万5795人日本国内のクラブは3056、会員は11万6865人である。単一クラブは地域名称を冠していることが多いが、該当地域に居住地や事業所を有さない会員もいる。単一クラブの会員数は平均的には約20–60人である。

ライオンズクラブの活動を支える補助的な活動を行う組織として、ライオネスクラブがある。ライオンズクラブの会員資格が成人男子であった時代に、成年女子のために作られた組織であったが、1987年にライオンズクラブの性別要件が撤廃されたことに伴い、男性の入会も可能となった。また、少年に自立と奉仕の精神を根づかせるために、ライオンズクラブがスポンサーとなり、地域社会への奉仕や国際的な相互理解の促進を方針とするレオクラブと呼ばれるクラブが組織されている。

ライオンズクラブの目的を達成するためのあらゆる活動をアクティビティと呼ぶ。すべてのライオンズクラブはアクティビティを検討・実施するための事業委員会をもつ。事業委員会はクラブの活動目的を区分し、その上でそれぞれの目的に応じた常設委員会が設置される。

ライオンズクラブは献血・献眼(角膜提供)・献腎(腎臓提供)を「三献運動」と呼び推進している。骨髄バンクへのドナー登録を三献運動に付加しているクラブも存在する[。さらに2017年で100周年を迎えたことから、奉仕目標としてチャレンジ方針を立て、以下の5つの主力奉仕活動を掲げている。

  • 糖尿病支援
  • 環境対策
  • 食料支援・飢餓対策
  • 小児がん支援
  • 視力支援

その他YCE(Youth Camps and Exchange 青少年海外派遣及び受け入れ)や、災害など様々な人道奉仕活動を行っている。